達成できる目標づくりとは?
- 三木崇稔(みき たかとし)
- 2019年1月7日
- 読了時間: 5分
皆さん、明けましておめでとうございます。
デームコーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。
三が日も今日で終わり、今日から仕事始めの人が多いと思います。お正月と言えば、新年の始まりで、よく今年の目標、抱負を決める人も多いはずです。
ただ、新年に掲げた目標や抱負を忠実に実現できる人はそれほど多くはありません。それは何故なのか?今回はこのことについて、考えていきます。

そもそも、目標には大きく分けて、2種類の目標があります。それは、外的要因型と自己完結型との2種類です。
まず、外的要因型の目標について、この目標は自分一人だけではその目標を達成することができない目標のことです。たとえば、今年の内に恋人をつくる、または結婚するとか今年中に昇進をするなどが外的要因型の目標となります。
理由は説明しなくてもよいのかもしれませんが、ひとまず説明すると、結婚や恋人づくりは一人では行うことができません。必ず配偶者や恋人などの相手が必要で、その相手の同意や承諾が必要となります。昇進においても同様で、上司や人事担当者などの同意、承認が不可欠です。
次に自己完結型の目標について、この目標は自分一人だけの意思や行動によって達成することができる目標のことです。例を挙げるなら、一ヶ月の間に1㎏痩せるとか今年中に貯金を100万円貯めるなどです。
これらの目標は、自分の意思や行動によって、コントロールすることが可能です。たとえば、1㎏痩せる目標は食事制限をしたり、定期的に運動したりすれば達成することが可能ですし、貯金も生活費を節約したり、サイドビジネスを始めたりなどで他者に頼らず、達成することが可能です。
このように、目標には外的要因型の目標と自己完結型の目標の2種類があります。何故こういった目標の種類のことをお伝えしたのかというと、この2種類の目標の特性をきちんと理解していないからこそ、目標を達成することができない人が出てくるからです。

元々どんな人も目標や目的を達成するチカラを持っているのです。更に言うなら、そのチカラが人間になければ、人間は命を保つことさえ不可能でしょう。言うなれば、人は目的達成能力を使って、日々の生活を過ごしているのです。
例えば、人間の生活の基本、食事もある意味目的達成能力を使って行っています。そもそも人は何故食事をするのか?それは人の三大欲求、食欲を満たすために行っています。言い換えれば、食欲満たす目的を誰しもが持っていて、誰もが毎日あらゆる手段を用いて、その目的を達成できているからこそ、人は生きていけるのです。
以上のことから、どんな人も目標や目的を達成するチカラは絶対に有しているのです。ここで話を元に戻して、それでは何故時として人は目標や目的を達成することができないのかというと、上記でお伝えした2種類の目標を気にせず、不適切な目標ないし目的を設定してしまったからと言えます。
もっと極端に言えば、目標や目的を達成できなかった人は、元々それらの目標や目的を達成する気がなかったのです。もちろん、外的要因型の目標の場合、自分以外の誰かの協力や同意などを得ることが出来なかった場合も目標を達成することは不可能です。ただし、それ以外の要因なし自己完結型の目標を定めていた場合に目標を達成できなかった時の理由は、本人に目標、目的の達成意欲が欠如していたことによる努力不足が原因です。
けれど、本人の努力不足が原因だからといって、その目標設定者が不真面目かというと必ずしもそうとは言うことはできません。先程もお伝えしたように、ただ目標や目的を誤って設定してしまっただけという場合が存在するのです。

なので、目標や目的を設定する場合、自分に合った正しいものを設定することが大切です。
では、そのためにはどうすればいいのか?
ここでようやく2種類の目標の特性の話となるのですが、シンプルな結論を言うと、外的要因型の目標ではなく、なるべく自己完結型の目標を設定することを意識することが大切です。
何故なら、外的要因型の目標は自分のモチベーションを高めるような動機づけにはなっても目標達成の条件を自分以外の他者においている以上、どんなに努力をしても達成できない可能性が必ず存在し、未達成時に目標に対する意欲が低下してしまう可能性があります。
なので、原理原則として、夢や願望を除く目標や目的を設定する場合は、必ず自己完結型の目標を設定することが条件です。その上で、自分に合った正しい目標を設定する話になるのですが、実際にいきなり自分に合った正しい目標を決める方法は何かと問われれば、僕にはその答えを述べることはできません。
最終的には、やはり一先ず今自分が達成したもの、実現したいものを考えて、そのものを目標または目的と設定してみて、実際に取り組んでみる他ないように感じます。いわゆるトライ&エラーです。
更に付け加えるなら、目標は一つ限りではなく、複数個決めた方が良いと思います。例を挙げるなら大目標、中目標、小目標などの期間を区切ったものなどですね。
目標を達成する一番の要因はやはりその目標を行う行為者当人の意欲、努力などです。なので、意欲や努力が続くように、定期的に定めた目標が達成できる工夫が必要であると僕は思います。

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