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  • 三木崇稔(みき たかとし)

嫌な仕事を天職にする方法とは?

皆さん、こんにちは!

デーム・コーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。


生きていくためには、誰しも働いて金銭を得なければなりません。ただ今の時代、金銭を得るためだけに働くこと魅力を感じない人(特に若者)が増えてきています。

このことに関して、ポジティブ心理学に二つの幸福感(へドニアとユーダイモニア)があり、それぞれの特徴は次の通りです。


〇へドニア

感覚的な快楽のこと(例 宝くじに高額当選する、テレビゲームに熱狂する、美味しいものを食べるなど)

〇ユーダイモニア

自己実現やいきがいを感じることで得られる幸福感のこと(例 自分の好きなことを仕事にする、自分の成果が周りに評価されるなど)


要するに、たくさんの給料を得ることで感じるのが「へドニア」で、近年多くの人が求めている幸福感が「ユーダイモニア」なのでしょう。それではなぜ人は「へドニア」的な幸福では満足できず、「ユーダイモニア」的な幸福を求めるのでしょうか?


ポジティブ心理学によると、「へドニア」で得られる幸福感は持続力が短く、ストレスを感じた時に反応するCTRA(conserved transcriptional response to adversity)反応が高く、「ユーダイモニア」で得られる幸福感は持続力が高く、CTRA反応が低いという研究結果が出ています。(CTRL反応が高い程、免疫力や抗ウイルス力が低下し、低い程免疫力や抗ウイルス力が向上する)


つまり、「へドニア」的な幸福はすぐに消えてしまい、反動として喪失感や虚無感を感じる可能性があるために、人は「ユーダイモニア」的な幸福を求めると考えられます。

それでは、「ユーダイモニア」的な幸福、つまり仕事において、やりがいや生きがいを感じるためにはどうすればいいのでしょうか?


それは、他者あるいは社会に対して、何らかの貢献をすることです。

人間にとって一番の幸福は、「自分以外の誰かに必要とされること」、「自分の存在を承認されること」といった承認欲求を満たされることなのです。アドラー心理学の表現で言うならば「自分が社会の一部である」と感じる共同体感覚を得ることが、すべての人に共通する生きがいややりがいの要因と言えます。


以上のことから、もし今自分の仕事にやりがいや生きがいを感じることができず、経済的な理由などの理由によって、転職することが困難であるために、嫌でもその仕事を続けていかなければならないとき、考えて欲しいことは「その仕事をすることで、どんな人に貢献するのか?」という思いです。


どんな仕事であっても、必ず誰かに対して貢献し、その人の人生に色を添える手助けをしています。そして、その仕事を通して、かならずあなたを必要としている人がいることを忘れてはいけません。


そのことを考えると、幸福感というのは誰かからもたらされるものではなく、自らが模索し、気づくことであると僕は思います。なので、皆さんも自分の身近にある幸福感に気づいてあげましょう。



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