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  • 三木崇稔(みき たかとし)

自分を客観視することで得られる3つの効果

皆さん、こんにちは!

デーム・コーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。


皆さんはメタ認知という言葉をご存知でしょうか?

カウンセリングや心理療法などで使用される言葉なのですが、要するに自分自身のものの考え方や行動心理といった自分という人間を正しく認知する能力のことを言います。


実は、意外と自分自身がどんな人間でどんな性格なのか、あるいはどんなものに興味があり、どんな夢があるのかといった自分に関する情報をきちんと把握している人はそれほど多くありません。しかもそれは心理的なものに限らず、外見などの見た目においても言えることで、今自分がどんな表情をしているのかや姿勢正しくいられているかなども自分では気づかず、他人に指摘されて初めて気づくことなんていくらでもあります。


このように、外見においても内面においても自分を客観視することは、容易ではありません。なので、本来ならこのメタ認知というのは、自分一人で確立していくのではなく、周りの人たちやカウンセラーや僕たちコーチといった他者の力を借りて、時間をかけ、ゆっくりと認知していくものであり、カウンセリングやコーチングを行なう一つの理由でもあるのです。


「いやその前に、自分を正しく理解することはそれ程重要なことなのか?」

「別に自分のことをきちんと把握できなかったとしても、日常生活において困ることなどない。」


もしかしたら、これまでの文を読んで、こんな疑問を感じる人がいるかもしれません。そこで、今回は自分を客観視することで得られる効果についてお伝えします。


結論から言うと、自分を客観視することで得られる効果は3つあります。それが以下の通りです。


① 他人から信用・信頼されやすくなる

② ストレスや憂鬱な気持ちになったとき、すぐさま気持ちを切り替えられる

③ 人生を迷わず楽しく歩める


まず一つ目の効果として、「他人から信用・信頼されやすくなる」ですが、なぜこの効果が得られるかというとその答えは意外とシンプルです。


例えば、皆さんはお買い物をする際、どんなものに注意して商品を購入するでしょうか?価格?生産地?あるいは、ネットショッピングとかならレビューとか?色々答えがあると思いますが、共通して言えることは「その商品がどんなものかをきちんと把握すること」ではないでしょうか?


言い方は悪いですが、人付き合いというのは要は他人に自分という商品を気に入ってくれれば、その人と仲良くすることができ、気に入らなければ関係性が失われるといったある種の営業をしているようなものなのです。なので、自分という商品を他人に売り込むためには、きちんと自分のことを知っておかないと上手く自分を宣伝することはできません。言い換えれば、きちんと理解できている人ほど、自分の良い面を表に出し、他人からの信用・信頼を得られやすくなると言えるのです。


次に、「ストレスや憂鬱な気持ちになったとき、すぐさま気持ちを切り替えられる」について、この理由もいたってシンプルに説明することができます。


それはズバリ「自分がどんなことをすれば気分が高揚するのか?」という答えを知っているなら、ストレスや憂鬱な気持ちになっている時に、それを実行すればこの問題はすでに問題ではないからです。シンプルでしょう?


勿論、科学的な解決方法として、瞑想をしたり、深呼吸をしたり、軽い運動をしたりといったアプローチもありますが、自分にとってどれが一番効率的かを知っていればその問題に対する対処はスムーズになるはずです。


そして最後に、「人生を楽しく迷わず歩める」について、この理由が僕自身、メタ認知を深める一番の目的だと感じています。


「人は生まれながらにして何らかの使命をもって生まれてくる」


僕は常日頃そう感じています。普段何気なく生きていると忘れてしまいがちですが、この世に生を受けているすべての人々は、数多くの困難を乗り越えられた奇跡によって生かされているのです。


例えば、精子と卵子が結合する際においても、1~4億もの競争を勝ち抜いてたった一つの精子だけが卵子と結合し、受精卵となれることを考えるだけでも十分奇跡だと言えます。(ちなみに宝くじの当選確率は1等がおよそ2000万分の1。宝くじに当たるよりも低い確率で皆さんは生まれてきている訳ですね)


なので、せっかくいただいたこの命を有効に活用したい、僕はそう思えてなりません。それは僕以外のすべての人においても、そうであってほしいと願っています。


3つ目の理由だけ、得られる効果の説明としては適切ではなく、どちらかというと僕個人の願望に近いかもしれませんが、以上の3つの効果を得てもらうために、たくさんの人がメタ認知を深めて欲しいと切に願っています。



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