top of page
  • Twitter Social Icon
  • Facebook Social Icon

習慣のチカラを感じよう

  • 三木崇稔(みき たかとし)
  • 2019年8月28日
  • 読了時間: 4分

皆さん、こんにちは!

デームコーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。


皆さんは、何かこだわりはあるでしょうか?

例えば、靴下を履く時には必ず右足から履くとか、食事をする時には必ず野菜から口にするとか、勝負所では必ず赤いネクタイを締めるとか、そんな感じです。


いわゆるルーティンワークとも呼ばれる行為で、スポーツ選手、特に元メジャーリーガーのイチロー選手の打席に入る時の動作やラグビー選手の五郎丸歩選手のペナルティキック時のポーズが有名ですね。


そんなルーティンワークですが、それらの行為をするメリットは何なのかというと、端的に言えば普段の自分になる、或いは普段の自分の能力を発揮する為なのです。


人がどんな時に良いパフォーマンスを発揮することが出来るのかというと、コーチング的にはワクワクしている時と少し曖昧で前向きな表現をするのですが、基本的に人は今自分が有しているチカラ以上の成果を出すことはまず出来ません。つまり、いつも通り行うこと、それが良いパフォーマンスを発揮するということと同じ意味となります。


チャールズ・デュヒッグ氏の著書「習慣の力」によると、人は習慣の生き物で、ひとたび習慣が出来ると、脳の意思決定に関わらなくなる、つまり、無意識のうちにその染みついた習慣を実行してしまうそうです。例えば、パチンコや競馬などのギャンブルを止められないギャンブル依存症の人がこの世の中にはいらっしゃいますが、これも一種の染みついた習慣で、脳の意志関わらず、脳に刻み込まれた習慣というプログラムに従って、無意識的にその習慣を行ってしまいます。だからこそ、一人ではその習慣を断つことが困難で、重度の場合、医師の協力なしには習慣を断つことが自体出来ないのです。


ただ言い換えれば、良い習慣も習慣化されるまで繰り返し行えば、いずれは意識せずとも無意識的に行うことが可能で、スポーツ選手が行うルーティンワークは一番良いパフォーマンスを発揮する習慣のキーサインとして行っているというわけです。


それに先程、人は習慣の生き物と申し上げたように、人は習慣の中に生きています。その証拠に人は日々の生活においても多くの習慣づけられた行動に従い、生きています。例えば朝起きて歯を磨くにしても、「歯ブラシはどこだ?」とか「洗面所はどこ?」、「歯はどこから磨けばいい?」などとあれこれ考えずに、寝起きのボーとしたある意味無意識に近い状態でも行えているはずです。これが出来るのも、歯磨きという習慣を繰り返し行ってきたことで、習慣づけられた為なのです。


ただ、そのせいか人は不測の事態に弱く、例えば先程の歯磨きを例に挙げてみると、朝起きていつもの場所に歯ブラシがないとなったら、恐らくちょっとしたパニックになると思います。つまり、人が普段の力を発揮できないのも、普段と違う環境、例えば大勢の人前に立つとか失敗すると自分にとって大きな損益となるとかのプレッシャーを抱えているとかそういった状況に置かれているからなのです。


ではそういった普段の違う環境の中でいつもの自分に戻る為にはどうすればいいのか?それこそ、ルーティンワークといった何度も反復し、習慣化されたいつも通りの動作をすることで、いつもの心持ちになることが出来るのです。


コーチングセッションにおいて、よくアドバイスすることなのですが、どんな些細な行動でもいいので、これから3カ月、今日やると決めた行動を毎日欠かさず続けることというワークをクライアントに課します。これの目的としては、自分はやれば出来るという成功体験を身につけてもらうのと、良い習慣を習慣化させる前準備というか練習をしてもらうことです。


人は急激な変化には大きな抵抗を感じるものです。なので、それこそ靴下を右足から履くなどの簡単に出来そうな動作を3カ月とまではいかなくてもまずは3週間程続けてみてください。3週間も続けているとその動作をしないと気が済まないことに気づくはずです。そういった習慣の力を感じれば、今度は自分を高める習慣づけも行える自信が身についているはずです。



Comments


  • Grey Twitter Icon
  • Grey Facebook Icon

©copyright (c)2019デーム・コーチングオフィス all rights reserved.

bottom of page