欲求と上手に付き合っていく
- 三木崇稔(みき たかとし)
- 2019年9月18日
- 読了時間: 2分
皆さん、こんにちは!
デームコーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。
クラーク博士の言葉「少年よ大志を抱け」は、誰もが知っている言葉だと思います。この言葉を英語に変換すると「Boys, be ambitious」となるのですが、このambitiousには「野心的」という意味もあり、クラーク博士の言葉を言い換えるなら「少年よ、野心を抱け」とすることも出来るのです。
野心を抱く、つまり欲望を持つと捉えることが出来るのですが、一般的に欲望を抱きすぎると強欲と呼ばれ、カトリック教会における七つの大罪の一つであると考えられているわけです。要するに、よくはあまり持ってはいけない、そんな考えを持つ人も多く、特に謙虚であることを美徳とする日本では、この考えが根深いように感じます。
確かに、誰かを騙したり、横取りしたりするほどの欲深さは全く褒められたものではありません。けれど、人はどう頑張っても欲があるはずですし、あって然るべきとさえ思います。なので、自分には欲がないと嘘ぶいたり、自分の欲を抑えることは間違いであると言えるでしょう。
大切なのは、欲求を抱く自分を否定せず、受け入れること。良いように捉えることです。
それに、欲求というのはクラーク博士の言うように、自分が理想とする姿や偉業を成し遂げる為の原動力になるのです。
以上のことから、欲を感じたらいきなりその欲を悪者にするのではなく、友人であるかのように考え、上手に付き合っていくことが大切です。

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