天職は見つけるのではなく、自ら生み出す
- 三木崇稔(みき たかとし)
- 2019年8月27日
- 読了時間: 3分
皆さん、こんにちは!
デームコーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。
僕がこの仕事を始めようと思ったきっかけの一つとして、自分しか出来ない仕事に就きたいという思いがあります。元々僕は役場で働くというのが、学生の頃からの進路で、実際に役場で働かせてもらう事が出来ました。ただ、こんなことを言うのは何ですが、役場での仕事をいざしてみて、これらの仕事は僕以外の人でも出来ることと感じて、どうしても役場での仕事に対するモチベーションを高めることが出来ませんでした。だからこそ、僕はあっさりと辞めてしまったわけです。
勿論、僕は今の道に進んで何一つ後悔はありません。しかし、様々な人たちとの交流を通じて仕事に対して考え方が変わったことがあります。それは、「どんな仕事をするのか?」ではなく、「どう仕事をするのか?」ということの方が重要だということです。
僕はずっと「自分にしか出来ない仕事」を求めるあまり、自分がやりたくない又は必要ないと思った仕事はやらない、つまり仕事を選んでいた訳です。今思うと、本当に碌でもない考えだったように思います。
その人にしか出来ない仕事を任せてくれる人ってどんな人と冷静に考えてみれば、どんな仕事に対しても全力できちんとこなしてくれる人、僕自身この人と仕事をしたいなと感じた人は、基本仕事を選ぶようなことはせず、たたえ誰にでも出来るような仕事であっても、真摯に向き合い、こなしてきた人だったように思います。
ただこれからの時代、AIやロボットにより人の仕事が奪われていきます。なので、人間にしか出来ないこと、更に言えば自分の個性を生かした自分にしか出来ない仕事、つまり転職を見つけることは今でも必要だと考えています。しかしその前に、自分が今与えられている仕事、役割をきちんとこなすこと。それが出来なければ、自分にしか出来ない仕事をする、それ以前に見つけることは出来ないと今では感じています。
今就いている仕事が天職だと感じていたなら、それはとても幸せなことです。ただ、多くの場合はそう思えない仕事をしているのではないでしょうか?更に言えば、役場で働いていた当時の僕と同じように、自分にはもっと相応しい仕事があるのではないか?という思いに駆られている人もいるのではないでしょうか?そんな思いに駆られた人は、ふと一人になった時、自分が与えられている、任されている仕事、役割を思い出し、それをきちんとこなしているのかと自問自答してみてください。
道を開く為の進化は、その自問に胸を張って「ハイッ!」と答えられるようになった時だと僕は思います。

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