やりたくない気持ちを見つけよう
- 三木崇稔(みき たかとし)
- 2019年7月28日
- 読了時間: 3分
皆さん、こんにちは!
デームコーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。
“困っている人がいたら手を貸す”
当たり前のことのようですが、実際そういった行動をとれる人は本当に少ないと思います。
このこと以外にも分かっているけれど、中々行動に移すことが出来ないことが沢山あります。例えば、ダイエットする為には運動やバランスの取れた食事を摂ることが大切で、間食や食べ過ぎはしてはいけないけれど、ついつい誘惑に負けてしまう。或いは、肝臓を休ませる為、禁酒しようとしても、仕事終わりに暖簾を見かけたらついふらりと立ち寄ってしまうなどですね。
このようにやろうと思っても出来ない時、多くの人が自分は意思が弱い人間で、意志の強い人間にはなれないなんて思いがちです。勿論、意志は筋肉と同じで、トレーニングにより鍛えることが可能なので、上記の礼の場合でも、意志の強さは大いに関連があることは間違いないでしょう。ただ、こういったやろうと思うけど出来ない場合には、意志の強さ以外にも重要な要因があるのです。
それは本当にやろうと思っているかどうか、言い換えれば目的意識の有無です。
どんな人も本当にやろうと思っているもの、必要に思っているものは、何の躊躇いもなく、すぐに行動に移せます。その一番の例が食事、睡眠、性欲の三大欲求です。病気を抱えている人を除いてどんな人も食事や睡眠は躊躇いなく行うことが出来ますよね。なので、どんな人も欲求を満たす為の行動力を持っています。
つまり、人の行動指針をかなりシンプルに言うと、「やりたい」か「やりたくない」かのどちらかしかないのです。
一番最初に挙げた例でも言えることで、「困っている人がいたらすぐに手を貸す」ことが出来ない人は、心のどこかでやりたくないと感じているからこそ行動に移すことが出来ないに過ぎません。このように書いてしまうと、行動に移せないことを責めているように感じるかもしれませんが、決してそうではありません。何故なら、どんな人にもこういった「やりたくない」と感じてしまう怠け心のようなものを持っている為です。
つまり何が言いたいのかというと、もし今何かやろうと思っていても出来ないことがあった時、それをすることが出来ない自分を責めるのではなく、「やりたくない」と感じているその思いに気付いてあげること、それが大切なのです。言い換えれば、そのやりたくない気持ちをどうすればやりたいと思えるのかを模索しなければ、何時まで経ってもやることは出来ないのです。要するに何のためにやるのかという目的意識を持つことです。
食事や睡眠は生きていく為という目的意識があるからこそ、人はそれらを躊躇いなく行動に移すことが出来ています。他の今出来ている行動にも必要だという目的意識があるからこそ、実際に行動に移せているのです。まあ、そういった目的意識があるがゆえに止められない負の習慣もあるのですが。
ともかく、今やろうと思っていても出来ない行動や習慣があるとすれば、まず何のためにそれらをやろうと思っているのか考えてみると良いでしょう。そして、もっと心の底からやりたいと思える目的を新たに見出すこと、それが大切です。

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