コミュ力は観察力
- 三木崇稔(みき たかとし)
- 2019年7月25日
- 読了時間: 3分
皆さん、こんにちは!
デームコーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。
皆さんは人付き合いにおいて大切なことは何だと思いますか?
様々な答えがあると思いますが、その答えの一つに「観察力」があります。
コミュニケーションと言われると以前の僕がそうだったのですが、「何を話したらよいのか?」や「どのような言葉遣いをすればよいのか?」など“言葉”にばかり注目していました。なので、いつも答えを自分の中に求めていたのですね。
ただ人との対話において、対話を良いものにするための答えはやはり自分の中ではなく、今対話している相手にしかないわけです。
前回の記事で、人の顔色ばかりうかがうのは良くないみたいなことを書いたのに、それを否定するような内容に感じるかもしれませんが、それとこれとではやっぱり話が変わってくるのです。なぜなら人と人とが信頼関係を築く上で、円滑なコミュニケーションは必要なのですから。
また観察するのは、相手の顔だけでは不十分と言えるでしょう。その理由として、ポーカーフェイスという言葉があるように、人は思っていることを顔に出さず、嘘をつくことができるからで、顔では楽しそうにしていても、内心不快に思っていることなんてよくある話です。
では具体的にどういったところを観察したら良いかというと、ジョー・ナヴァロ氏とマーヴィン・カーリンズ氏の著書「FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学」では、足を見ると良いという答えがあります。
元FBI捜査官のジョー・ナヴァロ氏によると、脳に近い程人は嘘をつきやすく、離れる頬嘘をつきにくいそうです。そして足が表す様々なシグナルが同著書に写真付きで紹介されているのですが、僕はそれらを捜査官や心理学者でもない限り、丸暗記する必要はないと感じています。
どういうことかというと、足がその人の本心、つまり心の状態を表しているならば、注意深く観察していれば何となく見えてくるものがあると思うからです。
例えば足を貧乏ゆすりさせていたとしたら相手はどんな様子でしょうか?おそらく落ち着いておらず、もしかしたらイライラしているかもしれませんね。また身体だけこちらに向けて、足がこちらに向いていなかったとしたら?おそらく心はこちらに向いておらず、別のことに向いているといったそんな具合です。
仮に対話中に足が見えなかったとしたら、次は手、その次は口元といった感じで徐々に目線をあげていき、その様子を観察したらよいでしょう。いち早く相手の心情を察し、適切な対応を心掛ける、少し上級者っぽいコミュニケーション方法ですが、極めればより良い人付き合いを行うことが出来るでしょう。

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