催眠術を日常で活用する 前編
- 三木崇稔(みき たかとし)
- 2019年11月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2019年11月5日
皆さん、こんにちは!
デーム・コーチングオフィスの三木崇稔(みき たかとし)です。
個人的なことなのですが、最近仕事の幅を広げようと催眠について、勉強しています。もちろん、催眠術師になろうとしているわけではなく、今の仕事に生かせればという思いなので、事業の変更を考えてはいません。けれど、勉強していてなかなか楽しい分野であると感じています。
ただ、ここ日本においては、催眠に関して欧米ほど浸透も信頼もなく、どちらかというとインチキ臭さや怪しさといった悪いイメージが先行しており、このブログを読まれている人もどちらかというと悪いイメージの印象を抱いているのではないでしょうか?
正直に言って、僕自身もどちらかというと催眠に関しては懐疑的な印象を抱いていました。テレビで行っているように、人が合図一つで眠りに落ちたり、催眠術師の思うがまま、他人を操るなんてことできるはずがない、そう思っていたのです。
と、こんな前置きをしたら、今はそうではない、という話の流れになりそうですが、実は催眠について、軽くではありますが、学んだ今でもテレビでやっていたような催眠は誰にでも行えるものではなく、いくつかの条件が必要であるのと、他人を操ることは決して催眠の目的ではないと考えています。
なぜなら、催眠とは普段見えていない深層心理にある素直な自分にアクセスし、その自分と対話する手段であるからです。つまり、どれだけ催眠を上手く扱える人であっても、その人に対して、信頼を感じていなかったり、その指示が自分にとって好ましくなかったり、不都合であるといくら催眠状態にあっても、従わせるような真似は誰にもできないと僕は考えています。仮に、催眠にかかったとするなら、それは自分が望んで催眠にかかることを選択し
たと考えられるのです。
そもそも催眠状態とは何かというと、「日本一分かりやすい催眠の本(大滝保著)」によると、「起きる」と「寝る」の中間が催眠状態だそうです。つまり、朝起きたてのボーとしている時が催眠状態であるということでしょう。
なので、どんな人も催眠状態になったことがあり、催眠状態がどんなものなのかを想像することができるはずです。仮に僕が例に挙げた朝起きた状態を想像してみてください。その時、誰彼構わずその人の言うことを信用し、その指示に従うことはないのではないでしょうか?
勿論、世の中には催眠を悪用した手法や胡散臭いものなど、信用することができないものもあると思いますが、アメリカで催眠が刑事事件などに採用され、成果をあげていることを考えると、正しく理解し、有効活用した方が良いと考えているのです。
なので、次回は催眠をどんなことに使えるのかについて、お伝えいたします。

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